時よ止まれ、心を包む、いつもの珈琲の香り・・な感じ」
窓の向こうに、ただ景色があるだけなら、
そこに生まれるのは “通り過ぎる時間”。

でも——面格子がある空間は、
アイアンの線が光を裂き、影を編んで、
時を止めたように、窓辺はひとつの舞台になる。
お気に入りのカップに、いつもの珈琲の香り。
本をめくり過ごす、静かなひととき。

外からの侵入を遠ざける“安心”があるのに、
内側には “美しい影” が忍び込んでくる。
レース越しに揺れる光は、
暮らしを美術館の一角へと変えてしまう。
やがて、気配が宿る。
鳥の声や風の匂いが物語を運び、
窓辺はただの「境界」から、
心を満たす「場所」へと変わっていく。

——面格子は、鉄ではない。
光と影で紡がれる “暮らしの物語”。
その静かな時間を、あなたの暮らしへ。

ブルーティアラデザインアトリエ
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