2006/2/20
家(住宅)の構造は外観を見ただけでは、よく解らない所です
中身が見えませんからね、
私たちでも構造の解らない家もあるくらいです。
外観が雰囲気があって、素敵な建物なのです・・・が
外観の仕上げは洋服を着るのと同じですから、
中身の骨組みが家の構造です・・・
この構造がどうなのか?・・・を書いていこうと思います
生まれながらの体(構造体)は長所や短所が必ずあります
この長・短所とどう向き合うかで全然家が変わります
・長所を伸ばす
・短所の改善
・新しい長所の開発
以上の3点とトータルバランスがポイントです。
現在一般的な住宅の構造体は・・・
1・軸組工法(在来工法)
2・枠組壁工法(2×4工法)
3・プレハブ工法(軽量鉄骨造)
4・重量鉄骨造
5・RC造(鉄筋コンクリート造)
・・・6・ログハウスもありますね
この工法別に、長所・短所などこれから書いていきます。
ではまず・・・
当社の建物はすべてが
2・枠組壁工法の構造体です。
この工法の最大の短所は建て方時の雨対策です。
1階の床を組んで、壁を2階の床や屋根をすべて現場で造り
組み上げていきます、その期間が約2週間です
その間、天気なら良いのですが・・やはり雨が降ると
家が濡れてしまいます。出来れば濡らさずに造りたい。
(軸組工法は1日で上棟します)
そこで・・・パネル工法での対応です
工場である程度、壁や屋根を造り、現場で組み上げます
これですと、1日で屋根まで組み上げます。
雨に濡れない造り方で、短所の改善です。
このパネル工法は他の利点も生み出します。
・工場での製作で、精度がUPします。
・現場での木材のごみの軽減(ほとんど出ません)
・工事期間の短縮(隣家などへの騒音の軽減)
下の2枚の物件は。どちらもパネル工法での施工です
この写真のように屋根垂木(野地板)まで1日の工程で
建ち上がりました。
朝、現場の前を通り・・いつもの会社へ・・
夜、帰りに現場の前を通ると・・家がどーんと建っています。