Fのえんぴつ

2006/3/14

 一番はじめに手にする、筆記用具・・・えんぴつ

大人になっても、現場で職人さんが耳に引っ掛けながら
墨出し、位置出し、無くてはならない筆記用具
事務や経理などなど・・・決してなくならない「えんぴつ」
設計でも、もちろん使いますよ、

家の計画には、まず土地を見て、お客様から聞きながら、
紙に黒鉛で線を描き、ゾーニングをして行きます。
人の導線・表の導線・裏の導線・東西南北・光の道・風の道・ゆとりの空間・デザイン・こだわり・建築予算・家族構成など、様々な事を考えた。
トータルバランスの家を創ります。

家は土地で決まりますが、創る側の考えでその土地の価値以上の家を創る事が出来ます。
土地の価値を決めるのは土地ではなくて、人です。
どのような土地でも良い点があるんです、その良い点を引き出した家を創るのが、私たちの仕事です。

それに、必要なのが黒鉛と粘土と木の素材を生かした「えんぴつ」です
良く使うのはHBだと思いますが・・・
9H・8H・7H・6H・5H・4H・3H・2H・H・F・HB・B・2B・3B・4B・5B・6B・7B・8B の計19種類あります
HはHARD(ハード:硬い)の事で硬く薄いえんぴつ
BはBLACK(ブラック:黒い)の事で柔らかく濃いえんぴつ

そして、謎のFは・・・
FはFIRM(ファーム:しっかりした)の意味見たいです。
中間な感じなのでしょう・・・

製図版で紙に図面を書いている頃は、2H・H・F・HB・Bを使い線の強弱を作って書いていました、その中で「F」は濃さと硬さが一番のお気に入りでした。

三菱鉛筆かトンボ鉛筆にドイツのステッドラー社などが有名です。それぞれ硬さ濃さは違いますが、「F」は製造しています。


写真は三菱鉛筆ハイユニです(ハイユニには7B・8Bはありません)

因みにシャープペンシルの芯は黒鉛とプラスチックを配合しています。

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