ブルーティアラが考える、
手すりの太さのお話し。
ロートアイアンの手すりは「細いですね」と言われることがあります。
けれど、階段は特別な場所。
そこには“掴む”という動作に寄り添う設計が必要なんです。
手すりを「掴む」と「握る」— 似ているけれど、
意味も動作もまったく違います。
【握る】は、手のひらと指で包み込む。
【掴む】は、動きの中で指で支える一瞬の支点。
階段を上り下りする“動き”の中で必要なのは、「掴める」手すり。
“握る”必要はありません。
なぜなら、動いているからです。
多くの手すりが丸棒30mmΦで設計されている中で、
ブルーティアラは、
あえて16mmΦの丸棒を選びます。
30mmΦは、“掴める”けれど、しにくい。
16mmΦは、“自然に掴める”。
この“自然に”という感覚こそが、設計の本質。
大人の手だけでなく、子どもの小さな指にも、
高齢の方の力の弱くなった手にも、
無理なく寄り添うサイズ感。
そして、この細さにはもうひとつの想いが込められています。
「この手すりには、子どもの小さな手を守りたいという願いも込めています。」
美しい曲線は、ただの装飾ではありません。
白い空間に浮かぶ黒のラインは、安全とやさしさの軌跡。
「掴める」という安心感。
「自然に掴める」という信頼感。
そして、リズムを取って上り下りできる曲線デザイン。
それに、チャンスを掴むなんて言葉もあるけれど
この手すりで、幸せを掴んで欲しい。—
これが、ブルーティアラデザインアトリエが考える、
階段の手すりの物語です。
最後に
階段手すりは
ギュと握るよりも
サラッと掴むもの
ブルーティアラデザインアトリエ
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